金曜日, 1月 26, 2007

花いちブログ番外編 その7(最終章)

さあ、ついに旅の主目的であるUDON屋めぐりだ ψ(`∇´)ψ うきょきょきょ

カーナビに目的の店の電話番号を入力する。金刀比羅宮から比較的近い場所にある宮武(みやたけ)うどんを目指す。

11:30 一軒目 宮武 到着
行列なんぞはできてない。駐車場もかなり空いていた。先客は10名程か。
ガイド本やネットでは、かなり評価が高く、宮武ファミリー総帥の店などと紹介されている。

かけうどん(小)230円、それにごぼう天100円を悪玉さんとシェアする。
なんだか普通だ。コシの強さも感じないし。出汁が特別旨くも無い。しかも座敷の片隅にある棚には、「味の素」の大きなダンボール箱が...。えっ、科調入りなんですか。

|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~? 何だか急に喉が渇いてきたアルよ。

店を出た後、みんな口々に「名物に旨いものなしかっ」 まっしょうがね~よ!あまりに期待が大きすぎたんだろう。次に行こう。次の店は僕と悪玉さんともに、ネットで事前にリサーチした結果、一押しの店だ。

2軒目は、「谷川米穀店」。読んで字のごとく、本業は米屋だが、11:00~13:00の2時間だけ、うどん屋を営業している。「念のために電話しておいた方がいいんじゃねぇ!? 客が多くて、麺が無かったりしたら最悪だし」
それで、Y野くんが、「あ~もしもし、実は私どもはるばる九州から、おたくのうどんを食べたいと、今そちらに向かってるところなんですが、うどんの麺はまだありますか!?」「今日はお客さん少ないんで、だいじょ~ぶ」との返事。
ほとんど秘境と呼んでいいような場所にある。カーナビがなきゃ辿り着けねえような場所だ。遠くからの客は店の界隈に路駐している。もちろん僕らも。

12:10 谷川米穀店 到着
幸い行列は出来てないけど、店内がいっぱいで中には入れない。ジモティがかなりいる様子。小汚い(失礼)おっさんが勝手に僕らを追い越して、厨房前のカウンターにさっさと並んで注文してる。まあジモティからすれば、「俺なんか毎日来てるのに、一見の観光客が増えて行列なんぞ作りやがって(`Δ´)」って感じだと思う。
椅子は空いてないが、しょうがないので注文するカウンターに並ぶ。
さて、ここのうどんは基本的に汁物は無い。麺が熱いか冷たいか、それに卵を入れるか入れないかだけ。ここではあついのの小に卵135円をいただく。
味はテーブル上にある醤油や酢、葱に一味や自家製青唐辛子で整える。まずは醤油と葱だけを入れる。
抜群に旨い。シコシコとした艶やかな麺のうまさに感動する。次に酢をどんぶりの端っこに少しだけたらす。ジモティは酢を入れてる人がけっこういるようだが。ちょっと僕らの口には合わないみたい。青唐辛子を少し入れる。めちゃくちゃ辛いが旨い。小だけにあっという間に食べ終わった。お代わりしたいところだけど、もう2軒くらい食ってみたいんだ。ガマンガマン。

でもここの麺をどうしても持って帰りたくなった。そうだこれを花いちへのお土産にしようって思った。(^o^)b

忙しい時間だったが、無理を承知で持ち帰りをお願いしてみたらOKが出た。ただし釜茹でしたものを水でしめたものになるとのこと。5玉お願いする。「お客さんどっから来たの?」「九州です」「今からすぐ帰る?今日のうちしかもたないと思うけど」「だいじょ~ぶです。もうすぐ帰ります」ということで、店の外で5分ほど待つことに。もう他のメンバーは車に乗り込んでいる。待ちきれなくなって店の中に入り、すみっこで待つ。
おばさんが箱を探してる。九州から来たってことで、長浜ラーメンの箱を選んで、ラップを敷きその中にうどんを一玉ずつ入れていく。5玉で315円。よっしゃ~じゃ次行こう(・。・)ノ

3軒目もネットで事前チェックした「山越うどん」。この店は釜たまうどん(釜揚げしたうどんに卵を入れて、ダシか醤油と一緒にかき混ぜて食べる)の元祖とされる店。先ほどの谷川米穀店も食べ方としては釜たまだったわけだ。卵と麺の組み合わせから、ジャパニーズカルボナーラとも称される。谷川米穀店から、それこそ山を越えて山越うどんを目指す。

12:50 山越うどん 到着
ここも超人気店だが、幸い行列は出来ていない。店に入ってカウンターに並んで、こちら側がまるでベルトコンベアーに乗ってるみたいに、カウンターを少しずつ移動して行く。おばちゃんが「何にしますか~っ」て、一度に5、6人から注文聞く。「かまたま小!!」おばちゃんからどんぶりを受け取り、レジに進む。


レジの手前にずら~っと天ぷらが置いてある。竹輪の天ぷらをチョイス。かまたま小+竹輪の天ぷらで250円だ。



確かに旨い。谷川米穀店よりも太めの麺だ。もちもちとした弾力と歯ごたえ、つるつるとした麺は喉ごしもいい。
ごちそう様でした。


ここは店内より庭の方が整備されている。庭があることにまったく気付かずに、通路にある粗末なテーブルで食べてしまった。庭にお土産コーナーがあり。麺を販売している。ここでさらにうどん麺を購入する。しまった、かけつゆ買うの忘れちゃったよ。まいっか。

13:20 山越をあとにする。ホントはもう一軒行きたかったんだ。肉うどんが旨いと評判の岡製麺所。でももう時間が無い。悪玉さんと二人で地団太を踏む。
「くいたかったよ~(T△T)」

僕的に一番好きだった麺は「谷川米穀店」だな。


さて、ドライバーはK原くんに交代。これでまだ運転してないのは、僕とY野くんだけだ。
三崎港からのフェリーの出航時刻は16:40。現時点でカーナビが指し示す予定到着時刻17:20。すでに間に合ってね~じゃねぇか。どうすんの?お土産のUDON!! 
ど~すんだよぉ( ̄_ ̄|||)

カーナビの指示に従い、高松西ICから高速に乗る。K原くんは、120~130km程の速度で走行中だ。ここで、悪玉さんから、「ほんと~に運転しないんですか?」「うん、しないよ」「じゃあ僕が代行しますよ」と言われる。そう言われると何だか運転しないとなぁ...なんて気持ちになってくる。それにこのスピードじゃフェリーに間に合いそうに無い。なんとしても当初の予定通りの時刻に花いちまで辿り着きたいのだ。

突然、ダテさんが産気づく...じゃなくてトイレに行きたくなった。最寄のパーキングエリアに停車する。
お土産の栗タルトを買った後、ついに決心する。よっ~しゃ、いっちょオレが運転するか。
(^^)人(^^)交代

助手席にはナビゲーターとして悪玉さんが座る。行きますよ~っと。こりゃいい。後ろのシートよりゆったりしててよく眠れそうだ。いや眠っちゃいかん。とにかくスピードを上げるのだぁ。ホントだ、この車スピード感がない。140kmなんてスイスイだよ。オービス( 自動速度取締り機)が設置されてたところは気を付けなくては。ちょっと気を抜くと150kmだ。「今踏み込みました?」悪玉さんが尋ねる。「いいや、踏み込んでないけどぉ」

徐々に、予定到着時刻が短縮され始める。それでもまだまだだ。松山から大洲までは対面通行になるし、おまけにトンネル内の工事中で速度が制限される。追い越し車線で稼げるだけ稼ぐ。

大洲ICを出て、八幡浜に着く前にガソリン補給の警告ランプが点灯。ガソリンを入れてさらに運転する。何だかもう面白くなってきてる。八幡浜市街地を抜けて佐田岬メロディラインに入る。ここからはUP&DOWNのワインディングロードだ。しばらく進むとトラックの後ろについた。坂道でかなり苦しがってる。こいつを追い越さなきゃ絶対に間に合わない。そんな気がした。

これで最後かと思われる直線にさしかかった。でも対向車線からもトラックが来る。意を決して、方向指示器を下げて対向車線に出る。思いっきりアクセルを踏み込む。車は加速しトラックに並ぶ。前方のトラックはまだまだ余裕だ。一気に追い越して走行車線に戻る。後ろの席から「う~ぉ」と歓声とも悲鳴ともつかぬ声が上がる。その少し後、対向車線のトラックとすれ違う。前方にはもう何も走っていない。一般道だけど80kmはいける。予定到着時刻がみるみると減っていく。しばらく行ったところでクラウンに追いついたが、このクラウンも状況は同じようだ。港へ急いでいる。同じ船に乗るんだ。

17:15の到着予想時刻を大幅に短縮し。16:25に三崎港到着。最終的には港に着く直前のトンネルの手前で車を止めて、道路沿いのみかん山で、悪玉さんがみかんを1個失敬する余裕まであった。だが残念なことに、それはみかんではなく橙(だいだい)であった。食えね~よぉ(~ヘ~;)

船着場の前にあるちょっと寂れたお土産スーパーで缶ビールとじゃこ天を購入。船中で飲む。

17:50 佐賀関に接岸。ここからは最後のドライバーY野くんが運転。車中では半分寝てて半分起きてた。
19:20 ICを下りる直前に完全に目が覚めた。

ガソリンを給油して花いちへ。総走行距離921kmの旅が終わった。マネージャーにお土産を渡す。そうそう、お土産は防衛隊の3名で割り勘にしました。

旅を共にしたみなさんありがとうございました。とても楽しかったです。
それから、トラックを追い越す時に怖い思いをさせてすみませんでした。ほんとは僕も少し怖かったです。

長々としたBlogに付き合っていただいた「花いちブログ」読者の皆さんにも感謝いたします。


そして、やっぱり かんぱ~い!!
( ^0^)/U☆U\(^¬^ )


結局、おうちに帰りついたのは、翌日(13日)でした。
1泊3日になっちゃたよぉ (#^.^#)